過去のオリンピックの映像を見ていて、ふと思った。

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過去のオリンピックの映像を見ていて、ふと思った。

ラソン競技の優勝者はゴールテープを切るのに、
100メートルや400メートルリレーなどの競技にはテープがない。

短距離走はレースの最終盤までもつれ、
僅差で勝負がつくため、
ゴールの瞬間の写真判定に、より正確を期すためらしい。

さらに興味深い話を、陸上競技経験者に聞いた。

短距離選手はゴール地点ではなく、
ゴールの少し先を見据えて疾走するという。

ゴールそのものを目指すと、
“あそこで終わりだ”
と、ゴール寸前でわずかに速度が落ちてしまう。

彼いわく、
「ゴールは通過地点。加速しながら駆け抜けるんです」

学生部時代、資格試験に何度、
挑戦しても突破できない友がいた。

思い悩む彼に先輩が助言した。

「合格がゴールじゃないよ。
何のために挑み、何の使命を果たすのか。
資格を取った先の活躍に、本当の勝負があるのだから」

友は一念を定め直し、祈っては学び続けた。

その後、ついに試験を突破。

現在、法曹界で使命感を燃やして奮闘している。

広布のため、真面目な人が報われる社会を築くため――

この大目的をしっかり見据えた時、
最後の最後まで駆け抜ける力が出る。

“未来のために今を勝つ”
と決め、本年前半のゴールを最大最高の力で駆け抜けよう。(城)