ヒロシマ・ナガサキの惨劇から72年。

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ヒロシマナガサキの惨劇から72年。

いよいよ3月27日から国連で「核兵器禁止条約」制定に向けた交渉会議が始まる。

過去に核使用を禁じる明確な国際法はない。

「核なき世界」の選択へ、人類は歴史的な岐路に立つ。

条約制定の機運を高めたのは、
核被害を受けた世界中の“ヒバクシャ”の声だった。

核兵器は絶対悪」との

第2代会長・戸田先生の叫びを原点とする創価平和運動もまた、
人間に寄り添い、蘇生させ、一人一人の声を世界に届けることを主眼としてきた。

広島で被爆した82歳の婦人は、あの惨劇の記憶を心の奥にしまって生きた。

「おばあちゃんと一緒に幸せになりたいの」

女子部員の孫が長年、仏法の話をした。

凍えた心が解け、2年前のある日、「分かった。やってみるよ」と入会。

今、喜々として座談会に参加し、生命尊厳の哲学を学ぶ。

池田先生は断言する。

「『核兵器禁止条約』を実現させる上で、
最大の原動力となるものこそ、目覚めた民衆の連帯なのだ」。

核兵器廃絶へ、その王道は、
民衆の心にある良心と勇気を呼び覚ます地道な対話以外にない。

きょう第42回「SGIの日」記念提言が発表された。

分断の波にあらがい、
調和の新世界を築くために、その平和哲学を学び、民衆の連帯を強めたい。(子)