勝負の分かれ目を論ずる時
決してあきらめないという言葉を必ず耳にする
昨今...
勝算のない戦いはしない ことが賢明であるかのように語る人がいる
しかし、あきらめないとは
勝算のない状況に挑む中で、活路を開いていくことだ
出る杭は打たれるとの諺がある
差し出た振る舞いをする者、頭角を現す者は
周囲から憎まれたり妨げられたりするという意味で使われる
だが出る杭は打たれるので出るなと言っているわけではない
嫉妬社会の典型のようになってしまった感のある日本
出る杭が打たれるのは当然のことかもしれない
だがらこそ、打たれるという試練を経て
打たれても負けない強さを発揮していくことを
この諺から学ぶべきではないだろうか
日本人には周囲の目を気にかけ
出しゃばらないことを尊ぶ精神性がある
しかし、これでは本質的には
あきらめを勧めているのと同じことになる
現実逃避の精神から、勝利の喜びが生まれるはずがない
波浪は障害にあうごとに、その頑固の度を増す
この箴言通り、人は試練の嵐にあうごとに強く鍛えられる
苦しい時にこそ下を向かず前向きに
前進を続ける気概をもちたい
前進を続ける気概をもちたい