「現代の名工」と称される人形師の壮年部員がいる。
「人形には、作家の心が出る」が信条。
「だから、うんと苦労して、心を練り、心を鍛え、心を磨き続けることが大切」と。
月々日々に壮年は、自分をいじめ抜くかのように鍛錬を重ね、
多くの秀作を生み出してきた。
そして今年、3度目となる最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。
人を感動させる魅力を「花」に例えるなら、「時分の花」と「誠の花」がある。
若さゆえに美しくても、時とともに散ってしまうのが「時分の花」。
それに対し、たゆまず己を磨いた人は、時とともに美しさを増す。
それが「誠の花」である。
「年の数だけ折伏を」と。
82歳で82世帯目の弘教を実らせた多宝会の婦人がいる。
経済苦、夫との死別など、試練に直面するたびに心を奮い立たせ、
毎年のように対話を実らせてきた。「今年も勝ったわよ!」。
会心の笑顔が、まぶしかった。
挑戦を続ける人生は美しい。
何より、崇高な目的を目指せば、人は“永遠の青春”を生きることができる。
「誠の花」が百花繚乱と輝く広布の世界は、それを教えてくれる。(実)