伝統芸能の「能」を題材にした博多人形を作り続けて50年。



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伝統芸能の「能」を題材にした博多人形を作り続けて50年。

現代の名工」と称される人形師の壮年部員がいる。

「人形には、作家の心が出る」が信条。

「だから、うんと苦労して、心を練り、心を鍛え、心を磨き続けることが大切」と。

月々日々に壮年は、自分をいじめ抜くかのように鍛錬を重ね、
多くの秀作を生み出してきた。

そして今年、3度目となる最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。

人を感動させる魅力を「花」に例えるなら、「時分の花」と「誠の花」がある。

これは「能」の第一人者として知られる世阿弥の言葉(『風姿花伝岩波文庫)。

若さゆえに美しくても、時とともに散ってしまうのが「時分の花」。

それに対し、たゆまず己を磨いた人は、時とともに美しさを増す。

それが「誠の花」である。

「年の数だけ折伏を」と。

82歳で82世帯目の弘教を実らせた多宝会の婦人がいる。

経済苦、夫との死別など、試練に直面するたびに心を奮い立たせ、
毎年のように対話を実らせてきた。「今年も勝ったわよ!」。

会心の笑顔が、まぶしかった。

挑戦を続ける人生は美しい。

何より、崇高な目的を目指せば、人は“永遠の青春”を生きることができる。

「誠の花」が百花繚乱と輝く広布の世界は、それを教えてくれる。(実)