今年も残りわずかになった。




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今年も残りわずかになった。

振り返ると、さまざまな成果を感じる一方、
“あれをやっていれば”“こうしておけば”等の思いがよぎる人もいるのでは。

後悔には「やらない後悔」と「やった後悔」の2通りがあり、
人は前者の方をより強く感じる傾向があるという。

行動すればたとえ失敗したとしても、
その経験から何かを学ぶことができるからだ(ダニエル・ギルバート著『明日の幸せを科学する』

熊谷淳子訳、早川書房)。

悔いのない人生とは「挑戦の人生」ともいえる。

群馬の婦人部員が開く音楽教室に、音楽大学を志望する男子高校生がやってきた。

受験まであと1カ月。

しかも音楽は未経験。

しかし、

“どうしてもミュージカルを演じたい”
との熱意に動かされ、指導を引き受けた。

200枚もの音楽理論のプリントを3日間で3回読み込むなど努力を重ねた。

歌唱の練習も容易ではなかったが、壁にぶつかるたび、彼の良さが生きる方法を探した。

受験前日、課題曲を見事に歌い上げる。

挑戦し抜いた彼の英姿。婦人の目から涙があふれた。

結果は見事合格。今秋、彼は学生ミュージカルの舞台で大役を演じ切った。

御聖訓に「一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」(970ページ)と。

新しい年へ、新たな心で目標を掲げ、挑戦を開始したい。(江)