リオ五輪の「金」ラッシュには、日本中が沸いた。



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今年の漢字にも選ばれたように、
リオ五輪の「金」ラッシュには、日本中が沸いた。

とくに、過去最多の金銀銅メダル12個をつかんだ柔道は、
低迷した前回大会から見事、お家芸の復活を果たした。

躍進を陰で支えたのは、独自の技術を誇る情報分析班だった。

彼らはこの4年間、世界中の大会約8000試合の映像を収集。

強豪選手の技の比率、時間帯ごとの得失点、
左右の技の分類など、十数項目で数値化し、徹底的に分析した。

かつては、映像を撮影しても、選手に“こんな感じ”と見せる程度だった。

だが今回は、データを直視し、相手に応じて、こちらの動き方も明確にした。

選手が畳に上がる前に、すでに組み合いは始まっていたのだ。

学会にも、拡大の行進を支える、頼もしい“分析班”がいる。

広布伸展の実勢を把握し、記録しゆく統監部だ。

この22日に「部の日」を迎えた同部を、
第2代会長の戸田先生は、いうなれば「組織科学研究機関」であると言った。

数字を正確に踏まえてこそ、次に打つ手も見えてくる。

個人においても同じだろう。

今年、何をどれだけ前進させることができたか総括し、
明年は何をどう進めるか明確な目標を立てる。

己を見つめ、「金」と輝く飛躍を期す、有意義な年末年始にしたい。(鉄)