本部幹部会中継行事の終了後、
自転車のかごにメモが入っていた。
「タイヤの空気圧が低いようです。
自転車屋さんで見てもらってはいかがですか」
と記されていた。
持ち主の少女は驚いた。
確かに、
頑張ってペダルを踏んでも、自転車はなかなか進まなかった。
メモを書いたのは創価班。
来館者の自転車を、一台一台点検していた。
とてもうれしかった――
こんな声を、少女が寄せてくれたことがある。
そこまで確認する義務はないかもしれない。
だが、自転車に不具合があれば、事故につながりかねない。
この創価班は、
皆が無事に帰宅するまでを「わが責任」と捉え、任務に当たっていた。
今月の中部を皮切りに、本年、全国で「創価青年大会」が開かれる。
かつて、青年大会に参加した識者が語っていた。
「合唱も演技も素晴らしかった。
同じように、汗をかきながら、笑顔で参加者を迎え、
黙々と責任を果たす役員の姿も、まぶしいほど輝いていた」
池田先生は述べている。
「(私は)『ここまで』
と相手が驚くほど、手を尽くして、一人一人を励ましてきた」
「友のために『頭』を使い、『心』を使う。
それが真実の指導者である」。
この師の心をわが心とし、
自身を鍛え、幸福拡大に進む“励ましの挑戦者”でありたい。(鉄)