時計を見て、考えた。
“午後11時59分59秒の1秒後は……”。
その瞬間は、一日の総決算であり、新たな一日の始まりでもある。
瞬間瞬間に、過去の結果が表れ、
未来の因が築かれるという冷厳なる事実が凝縮されている。
未来の因が築かれるという冷厳なる事実が凝縮されている。
ゲーテの至言に、
いつかは終局に達するというような歩き方では駄目だ。
いつかは終局に達するというような歩き方では駄目だ。
その一歩々々が終局であり、
一歩が一歩としての価値を持たなくてはならない。
一歩が一歩としての価値を持たなくてはならない。
(亀尾英四郎訳。現代表記に改めた)とある。
実際、右足で大地を踏みしめた時、左足のかかとは浮いている。
一歩を刻んだと同時に、次に進む一歩が始まっている。
かつて草創の友が「広布の総仕上げ」の真意を質問した時のこと。
池田先生は即答した。
「言論戦に先駆することです」と。
広宣流布とは切れ目のない“流れ”。
ゆえに一つの事業の成就は、同時に次なる前進への出発なのだ。
小説『新・人間革命』第30巻の連載が始まった。
第1章は「大山」。
書き順で「一人」の「山」と書いて「大山」――
我らにとって、
仰ぎ見るその一人とは、師匠・池田先生にほかならない。
仰ぎ見るその一人とは、師匠・池田先生にほかならない。
師が“生涯の仕事”
と定めた執筆の総仕上げを開始した今日という一日。
と定めた執筆の総仕上げを開始した今日という一日。