昨日14日で熊本地震の発災から10カ月。
4月に熊本で行われる新時代全国男子部幹部会へ、
九州男子部が一丸となって対話拡大に奔走している。
福岡の男子部員は、一般廃棄物の収集運搬業務に就いて6年。
昨春までは、
「きつい」「汚い」「危険」の“3K”が嫌で、転職しようか迷い続けていた。
そんな時、男子部のメンバーに勧められ、唱題の挑戦を開始。
使命の職場を模索していた時、熊本地震が発生した。
彼はボランティアで熊本を訪れ、災害廃棄物を運搬した。
すると至る所で「ありがとう」と被災者から声を掛けられる。
その中で彼の心は変わり始めた。
自分がやっている仕事は、
「感謝される」「感動できる」「かっこいい」の“3K”じゃないか。
よし、今いる場所で戦おう――。
学会活動にも積極的に取り組み、今月、創価班大学校に入る予定だ。
それが山であり、谷であり、広野であっても、全て寂光土である」(781ページ、通解)と。
信心の炎が胸に燃えていれば、どんな場所も幸福への最高の環境となる。
熊本を訪れた際、つぼみの膨らんだ桜を目にした。
大地にしっかりと根を張り、
開花への歩みを止めない姿が、人生をつかもうと進む若き友に重なった。(剣)