「初ざくら折しもけふはよき日なり」(松尾芭蕉)。

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「初ざくら折しもけふはよき日なり」(松尾芭蕉)。

熊本地震から1年を前に、
熊本平和会館で行われた新時代全国男子部幹部会。

会場周辺では遅咲きの桜が春の訪れを告げ、
参加者が顔をほころばせていた。

熊本地方気象台は1日、桜の開花を発表。

平年より9日、昨年より10日遅れた。

1962年4月2日に次いで観測史上2番目に遅く、
先月末からの冷え込みで開花時期が延びたという。

“試練の冬”
に耐えてきた被災地の友にとって、
春到来の喜びはひとしおだったに違いない。

熊本男子部はこの一年、
被災地の清掃ボランティアなど復興に全力で携わる一方で、
仏法対話に果敢に挑戦。

“日本一”の弘教拡大で幹部会当日を迎えた。

熊本に生まれ育ち、
県男子部長を務めた壮年リーダーがしみじみと語っていた。

「桜が幹部会の開催日を待ち、男子部の勝利をたたえてくれているようでした」

池田先生は「桜は、厳しい冬を耐えて、耐えて、耐え抜いて、
遂に迎えた春を、歓喜勝鬨のごとく咲き誇る。

勝利と祝賀を、賑やかに繰り広げゆく姿といってよい」とつづっている。

幹部会では、
厳冬を越えて咲く春花のように、“人材の花”がらんまんと咲き薫っていた。

次代を担い立つ彼らの姿こそ、希望の未来そのものだった。(剣)