先日、北海道から一日に2件の連絡をいただいた
一件は、かつて取材した夫婦からのショートメール
「コロナで大変ですがお変わりないですか。私たちは元気です」
わずか27文字だが、心の中がパッと明るくなった
もう一件は、野菜農家から届いたジャガイモ
昨秋、収穫したものだが、厳しい冬を越えた“越冬ジャガイモ”
ジャガイモ自体が凍らないようデンプン質を糖分に変えるため
サツマイモみたいに甘い
「困難の冬を断じて乗り越えましょう」
との思いが伝わってきた
両者に共通するのは、相手を思う「心」
言葉やモノは実は心の結晶であり、心が根底にあるから生きてくる
同じ言葉やモノであっても、送る人の心の強さで力は全く違ってくる
9年前、原発事故で古里を離れ
避難所生活を強いられた婦人の言葉を思い出した
皆さまの支援物資から『私たち被災者を思ってくださる気持ち』
が痛いほど伝わってきます
物資の背景に相手の心を感じる――自分が苦しいからこそ分かったことです
新型コロナウイルスの影響で先行きが見えない状況が続く
「変化、変化」の毎日で自分のことで精いっぱいになりがちだが
だからこそ
わが「心の思い」を響かせたメッセージを、友の心へ届けたい