女優を夢見る女性と、ジャズピアニストとして苦闘する男性が織りなすミュージカルだ。
監督・脚本は32歳のデイミアン・チャゼル氏。
以前は自分が望む映画を作る資金もなかったため、短編を制作。
それが好評を博し、長編版の完成にこぎつけるなど苦労した。
彼はインタビューで「あなたの経験から、他の人に何を学んでほしいか」と聞かれ、こう答えている。
「大きな夢を持つことです。
僕は、
この映画を“ただの夢”ではなく“皆が(無理だと)ばかにするような夢”への賛辞にしたかったんです」。
青年には無限の可能性がある。
それを引き出す原動力が「夢」であろう。
何より、
夢に向かっての苦闘と挑戦そのものが人生の無上の財産となる。
かつて池田先生は関西創価学園生の質問に答えて「私の夢は、
戸田先生の夢を実現することです」と。
また「『幸福』『正義』『人のため』『平和』――
この延長線上につくり上げたもの、描いたものが、本当の夢なんです」と語った。
自他共の幸福の実現という広宣流布こそ、我らの最大の夢。
その大目的に生き、祈り、努力を続ける中で、自らの人生の夢も実現していく。
その確信を胸に日々、挑戦を重ねたい。(駿)