学生時代の先輩や同級生らと再会する機会があった...

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学生時代の先輩や同級生らと再会する機会があった

懐かしい顔を見れば
当時の出来事が胸によみがえり、話は尽きない

笑いあり、感動あり、涙あり
その中で、ある女性の講義での思い出が印象に残った

それは時事問題をテーマに
教授が学生全員に意見を求めた講義

彼女は、自分一人だけが皆と違うことに気付き
つい多数の意見に同調してしまう

だが講義を通し
実は教授の見解が自分のものと同じだったことが分かり
臆病さを猛省する

以来、自らの意見が求められる場面では
場の空気ではなく
自身の経験と信念に照らして発言することを心掛けてきた

社会人となり、ある顧客から
私にノーを言うのは君だけだ、だから君に頼むんだ

と言われた時
彼女はあの日の講義を思い出したという

これからも心の中で亡き恩師に勝利を報告し続けたいと
彼女は誓っていた

人生には
“大切な何か”を教え気付かせてくれる存在がいる

教員、友人、両親、師匠――人は誰しも
そうした多くの出会いや励ましを支えにして、今ここに立っている

自分を育んでくれた人々を断じて裏切るまいと思えば
人生の正しき軌道から外れることはない

池田先生は
現在も未来も、栄光への道は「感謝」から始まる