感性豊かな絵がずらりと並んだ第31回少年少女希望絵画展。




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感性豊かな絵がずらりと並んだ第31回少年少女希望絵画展(創価文化センターで25日まで)。

会場には今回初めてシリアやトルコの子どもたちの作品も展示された。

特定非営利活動法人「難民を助ける会」(AAR Japan)の提供によるもので、
紛争が続くシリアを逃れ、トルコで避難生活を送る子らが描いた。

にぎわう家や色とりどりの果物など、祖国での暮らしを思い出して描いたのだろう。

けなげさに胸が詰まる。

避難先には環境になじめず友達ができない子や、学校に通えない子も少なくない。

そのためAARでは両国の子どもの交流行事を実施している。

絵画展にはトルコの少年が描いた“大きな家”の絵も。「これはトルコを表しているんだ。

トルコだってトルコ人だけのものではないと思うよ」との言葉が添えられていた。

相手を知る中で思いやりは芽生える。

「私には関係ないと思わずに、
あちら側にいるのは自分や家族、友人や恋人だったかもしれない。そういう想像力を持って」

AARの長有紀枝理事長の本紙での言葉を思い出す。

仏法では、万物が関係し合いながら存在するという縁起論を説く。

世界を身近に捉える。人の痛みに思いをはせる。

そこから目の前の現実を変えていきたい。想像力とは創造力でもある。(朋)