世界的な経営大学院として...

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世界的な経営大学院として知られる。

アメリカのハーバード・ビジネス・スクールが、
東日本大震災の被災地で学ぶ授業を続けている。

2008年に世界的な金融危機が起きた際、
金融業界に多くの卒業生を輩出してきた同校は自省した。

“本当に世界を良く変えるリーダーを育成できていたのか?”

失敗知らずのエリートたちに、
人間としての“土台”を築いてもらう目的で2011年。

“見知らぬ現場に身を置く”科目が必修に。

その中で唯一、
6年連続で開講されているのが東北でのプログラムだ。

復興に汗する人々と交流を続ける理由について、
『ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか』

の著者・山崎繭加氏は本紙のインタビュー(3月7日付)で語った。

『本物の一人』
の真摯な思いと理念があれば、
人々の心を変え、地域をも変えていける。

たとえ一人でも変化は生み出せることを痛感するのです。

震災から6年の今年3月、池田先生はつづった。

いつも私の心の真ん中には、鍛え上げられた、新生の東北家族がいる。

『学会精神は、東北に学べ!』

常設展示「東北福光みらい館」
仙台市)の観賞者が1万人を超えた。

自らを鍛え上げて試練に立ち向かい、
新生の道を開く挑戦を世界が見つめている。(朱)