ペンを「唇」でくわえると口がすぼむ。
だが「歯」でくわえると口角が上がり、笑顔になる――。
ドイツの心理学者ストラックは、
この二つの条件のもと、いろいろな漫画を見せる実験を行った。
その結果、被験者は笑顔を“つくった”
場合の方が面白く感じると答えた。
これは、顔の筋肉運動が感情を左右する「顔面フィードバック仮説」
と呼ばれるもの。
「うれしいから笑顔になる」のは分かるが、
その一方、人には「笑顔になるからうれしくなる」
という心身の仕組みが備わっている。
さらには、顔に限らず、
骨格筋の収縮によって気持ちが変化するという。
医学博士の三村芳和氏は、
「骨格筋はキモチより上位にある」
「背筋をのばし、
前を向いて堂々とするから自信をもって文字どおり前向きになれる」
と指摘する(『カラダの知恵』中公新書)
さまざま思い悩むより、行動すれば心は軽くなる。
広布の活動の中で実感している人も多いだろう。
使命の天地を歩き、対話を重ねる。
誠実な振る舞いで、周囲を味方に変えていく。
動いた後は、何ともいえない爽快感に包まれる。
学会活動はそれ自体が“幸福を生み出す活動”なのだ。
地域のために勇んで動けば、生命も生き生きと躍動する。
さあ、きょうも、広布の最前線へ!(速)